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PAPAGOの台湾不動産関連コラム

公設比(共用スペースの割当分)について

2019-05-31

  台湾では物件の売買や賃貸をする時に、「公設比」と呼ばれる概念がよく出てきます!これは、「アパートやマンションの共用部分の割当分」を指し、弊社のサイトも含め、情報誌・情報サイトなどに表示されているお部屋の面積には、この公設比が含まれています。なお、日本でも登記簿面積・延床面積・施工床面積など、様々な表記があり、表記によりお部屋の面積が違ってきますが、台湾ではこれをまとめて「公設比」と呼称しています。

 

  本日はこの公設比についての説明させていただきます!難しく感じるかもしれませんが、実は言いたいことはただ一つだけです!「サイトの表示されている大きさと、実際のお部屋の大きさは少し違う(少し小さくなる)ので注意してください!!!」と言う事だけです。難しいと思う人や時間のない方は、以下、赤文字の部分だけを読んでもらっても大丈夫です。では、さっそく公設比について解説をして行きましょう!

 

  冒頭にも触れたように、公設比とは共用部分の割当分のことです。「共用部分」が何を指すのかと言うと、プールやジム・会議室など物件内にあり、居住者全員で一緒に使う施設のことです。ちなみに、廊下やエレベーター・階段・管理人室なども共用部分にカウントされます。そのため、単純に建物の施設が豪華になればなるほど、共用スペースの面積は大きくなります。

 

  では、一般的にどれくらいの比率になるのでしょうか?以下、おおまかにまとめてみました。

 

物件の種類

台北市内の価格帯(ワンルームの場合)

公設比

学生向けアパート

10,00015,000程度

1015

築年数が古目のマンション

13,00018,000程度

1520

中級マンション(簡易ジム・会議室等併設)

18,00025,000程度

25%程度

高級マンション(プール、ジム、カラオケ、カフェSPA等併設)

25,00050,000程度

30%程度

 

留学生や単身で赴任される方が住むワンルームのお部屋で見ると公設比は1030%程度になります。例えば、10,000台湾ドルの学生向け物件の面積が10坪と表示されていた場合、公設比が10%だとすると、実際に使用できる面積は9坪となるわけです。この1坪分は廊下や屋上のスペースを建物の戸数で割った分になります。もう一つ、戸数100の高級マンションの例を見てみましょう!

 

サイト上の表面面積

15坪(ワンルーム)

プール分の割当

プール50坪÷100=1戸当たりの割当0.5

ジム分の割当

ジム30坪÷100=1戸当たりの割当0.3

会議室分の割当

会議室20坪÷100=1戸当たりの割当0.2

SPA分の割当

SPA20坪÷100=1戸当たりの割当0.2

其の他(廊下、管理室、エレベーター等)の割当

其の他の共用設備200坪÷100=1戸当たりの割当2

実際の使用面積

15-0.5-0.3-0.2-0.2-2=11.8

(公設比=27.1%)

 

この例だと、サイト上に表示されている面積は15坪ですが、実際にお部屋の大きさは11.8坪となります。高級なマンションだとプールやジムなどの設備が多いので27.1%というかなりの高公設比になるわけですね!

 

勿論、実際にお部屋を内見した場合は自分の目で確かめることができるので大きな問題はないと思いますが、写真だけをみて決める場合は、公設比のことを頭に入れておかないと、入居してみたら思ったより狭いということがあるので注意してください!少しでも不安がある方は写真だけで決めずに、少なくともバーチャル内見くらいはした方がいいかもしれませんね。