皆さん、こんにちは!今日はMRT板南線と文湖線が通っている「忠孝復興駅」を紹介します。最近は101エリアや板橋エリアが急速に発展してきているため、残念ながら注目度が若干、下がりつつありますが、10年くらい前までは台湾一の繁華街と言われていた地域です。西門町は学生を中心とし、こちらは社会人中心のエリアとなります。西門町に対し、台北市の東側に位置するため、通称「東区」と呼ばれています。一時の勢いはなくなったものの、それでもたくさんのお店がひしめき合う台北を代表するエリアだと言って過言はありません。人が多いので、少しごちゃごちゃしていますが、ショッピングや夜遊びを満喫したい人にはお勧めと言えます。それでは、駅から徒歩5分圏内のエリアを紹介していきましょう!
・家賃:★★(地価が高く、コスパのいい部屋はほとんどない)
・治安:★★★(バーやクラブが多いが、顧客層は社会人が多いので、過度に心配する必要はなし)
・食費:★★★★(意外と安い屋台料理が多い、お金を出せばいいものも食べれるのでグルメにはお薦め)
・生活:★★★★★(スーパーから100円ショップ、百貨店まで何でもあり)
・エンタメ:★★★★★(映画館、カラオケ、バー、クラブ、高級レストラン等遊ぶには最高の環境)
・日本語:★★(日本語は不明だが、英語は通じる場所が多そう)
・日本食:★★★★(正統な日本食も多いが、台湾式日本料理の食堂も多数)
東区のランドマークと言えば、2つのそごう百貨店。白い方は忠孝館、緑の方は復興館になります。復興館の地下には、ショーロンポーの名店としてお馴染みの鼎泰豊も入っています。
その他にも、ブリーズセンター(微風広場https://www.breezecenter.com)と言う大型のショッピングモールもあり、何を買うにも便利です。無印良品、ユニクロ、東急ハンズなど日本でもお馴染みのお店の他、映画館もあるし、カフェも充実しています。地下には高級スーパーが入っており、日本の食材も購入することが出来ます(価格は日本の1.5倍くらい)。少し歩くとローカルスーパーの「全聯」もあるので、調味料などはデパ地下で、生鮮食品は全聯で買うのがベストですね。
百貨店の周辺では、頻繁にイベントが開催されています。この日は、フリーマーケットが行われていました。「Cousins Maine Lobster」というロブスターサンドのお店が来ていました。紹介を見るとミシュランでも紹介された世界で一番おいしいロブスターサンドとのこと。少し高いですが、食べてみることにしました。ロブスター半匹分で290台湾ドル(1000円超)と台湾にしては少しお高めでしたが、さすがロブスター!香りが違いますね。
この東区というエリア、かなりバラエティーに富んでいます。どういう意味かというと、驚くほど高いものから、かなり庶民的なものまでありとあらゆるものが揃っているのです。これが101の方に行くと、基本的に庶民的なものは少なくなるので、贅沢もしたいし、ローカルな雰囲気も味わいたいという欲張りな方にはお薦め出来るエリアですね。住宅も、高級(写真上段)・中級(中段)・ローカル(下段)と大きく分けることが出来ます。家賃相場はワンルーム基準で、高級25000台湾ドル~、中級20000台湾ドル前後、ローカル15000台湾ドル前後といったところでしょうか。少し高めだと思います。
食事処も選択肢が豊富です。まず思うのは、こじゃれたお店が多いことです。それほど内装やデザインにこだわる必要のないジャンルのお店でも何となくこじゃれていることが多いです。例えば、やよい軒。最近できたのですが元々はPRIMOという台北で一二を争う高級イタリアンがあった場所でした。実際行ってみると分かりますが、日本のやよい軒よりはるかに高級感があります。写真真ん中は豆乳のお店。ちなみに他のエリアの投入のお店は、写真右のようなのが主流なので、やはりこじゃれています。
私のお薦めのお店も紹介しておきます。まずはタイ料理の「Thai Cook」。台湾版食べログでもタイ料理の中で一二を争う好評価を獲得しているお店です。続いては韓国サムギョプサルの「明洞館」。韓国人に言わせると本場の明洞には美味しいサムギョプサルはないと言いますが、ここは別格。老店舗ですが、韓国料理の乱立する昨今でも毎晩満席になるほどの人気です。そして「月島文字焼」。こちらも老店舗で、当時は台北でもんじゃ焼きを食べたければここしかないと言われていました。今でこそ、台湾にももんじゃ焼きが普及してきて、気軽に食べられるようになりましたが、未だに根強い人気を誇ります。最後に写真下段の「鳥人拉麺(とっとらーめん)」。ニューヨーク発の行列のできるラーメン屋です。調べたら日本にはないようなので、台北に来たら絶対に食べなければなりません。本場ニューヨークの味と比べて、どうなのかは分かりませんが、かなり美味であることは間違いありません。
先ほど紹介したお店は少しお値段が張りますが、100元以下のローカル飯でもお薦めはたくさんあります。まずは、「天使鶏排」、高雄発のジューシーなフライドチキンで、高雄では1時間待ちは当たり前の屋台です。でもここなら10分並べば食べることが出来ますよ。そして、台電大楼駅の時も紹介したメロンパンの「好好味」。味は師範大学の本店と変わりません。
その他にもいろいろな食事処が盛りだくさん。何百店舗もあるので、飽きることはありません。日本でお馴染みの店舗も多いです。お値段も1食50元~1000元と予算と気分によって色々選べますよ。居酒屋やバーもたくさんあるので、お酒好きにも困りません。ちなみに私が良く行くのは鳥匠という焼き鳥屋です。
東区でもう一つ注目をしてほしいのが地下街です。忠孝復興駅と忠孝敦化駅を繋いでいる地下街で、数百にも及ぶお店が入っています。お店のラインナップは、飲食・雑貨・衣服・化粧品等を中心として、寝具やマッサージ、占い屋、床屋、ミニ図書館まであります。