台北の家賃は、大まかに言えば、東京の約半分、大阪の6~7割程度でしょう。物価自体は、安いですが、人口密度が高いことや、土地バブルが原因で、家賃はじゃっかん高めの傾向があります。ただし、礼金がないことや、敷金が基本ほぼ全額返金されることを考えるともう1~2割程度安く見積もってもいいでしょう。
ですが、台北も東京や大阪同様に、かなりの大都市なので、一口に台北と言っても、地区によって家賃相場は大きく異なってきます。台北は、中心地域である「台北市」と郊外地域である「新北市」に分けられます。台北市は、12の区からなっており、東京で言う23区(渋谷区・港区・世田谷区など)に当たります。一方、新北市は、29の区から構成されており、東京でいう市(町田市・八王子市など)をイメージすると分かり易いでしょう。厳密に言えば、それぞれの区で家賃相場は、異なってきますが、ここでは「台北市中心地」「台北市その他」「新北市中心地」「新北市その他」と4つに分けて、相場を解説します。

このエリアは、台北の中心地であり、最も家賃が高いエリアです。駅近くになると、学生向けの物件でも、月家賃8000台湾ドル程度、高級物件になれば、月家賃30000台湾ドル以上の物件も多く見られます。ほどんどの地域に地下鉄があり、また英語や日本語が通じる場所も多いので、台湾が始めての方には一番お薦めのエリアです。

台北駅や東区・101周辺などの繁華街からは、多少外れますが、通りが広々としていて、過ごしのが人気のエリアです。家賃は、中心地に比べると1~3割程度安いですが、このエリアは地下鉄が通っていないところも多くあります。一歩足を伸ばせば自然の多い新台北市に入りますので、都会の喧騒を逃れ、ゆったり過ごしたいけれども、都心へのアクセスも重視される方にお薦めです。

台北市内の人口の増加に伴い、近年、再開発が進んでいるエリアです。昔は地下鉄がなかったので、都心へのアクセスが不便でしたが、現在は地下鉄が網羅され、10~20分程度で市内へ行けるため、人気が高いエリアになっています。ただし、その分家賃も上がっているため、以前のような割安感はなく、台北市中心部に比べても1~2割安い程度にとどまっています。

新北市の中で、地下鉄がまだ開通していないエリアです。地下鉄尾開発が余栄されているエリアもあり、将来的には発展していく可能性もありますが、基本的には、バスでの移動となりますし、市内からもかなり遠いのも難点です。1人暮らし向けの物件は少なく殆どが家族向けの物件になっています。自然が豊かで、台北とは思えないようリラックスした空間での生活が可能ですが、いかんせん交通が不便なので、勤務先が近くにあったり、車を所有している場合を除いては、外国人にはあまりお薦めできるエリアではないでしょう。

| 台北市中心地 | 台北市その他 | 新北市中心区 | 新北市その他 | |
| 家賃 | 全体的に高い | 駅近くは高いがそれ以外は安め | 全体的にやや高め | 安い |
| 利便性 | 非常良い | 場所によるが、駅前は概ね良い | 再開発が進み概ね良い | 車がないと不便 |
| 物件 | 1人暮らし向けが多い。家族向けも多数。 | 1人暮らし向けが多い。家族向けも多数。 | 1人暮らし向けが多い。家族向けも多数。 | 家族向けの物件中心で、1人暮らし向けはあまありない。 |